2020年度 関西海外人事研究会 開催レポート<後半編>

第4回定例会

開催日:2020年9月24日(木)15:00~18:00

第4回定例会のディスカッションテーマは、「ハードシップ手当」と「ランダムトピックス」でした。

「ハードシップ手当」

アンケートより、殆どのご参加企業様がハードシップ手当を支給されていることがわかりました。現地での生活環境の厳しさを外部データや現地視察・ご赴任者のお声に基づいて、手当の導入や金額の設定をご判断されたケースが多く見受けられました。また、当日のグループディスカッションでは勤務時間差手当も取り上げられ、日本と現地の時差を補填する手当を支給されている企業様は少なく、日本と現地の勤務日数差に応じて手当を支給されている企業様が多くいらっしゃる印象でした。その他の勤務日数差の補填方法としては、有給日数を多く付与する対応をされていらっしゃる企業様も見受けられました。

「ランダムトピックス」

ご参加者様に「今一番他社のご参加者様とディスカッションしたい議題」を事前に募り、事前に取り纏めた資料を展開し、そちらに記載の内容を基に当日ディスカッションして頂きました。取り上げられたテーマとして、コロナ関連(導入した福利厚生・手当、自主隔離時の費用負担、一時帰国等)の他に、年末を見据えて税務対応も挙げられていました。また、あるグループではコロナ禍でリモートワークが普及したことを受け、今後の海外赴任の在り方(例えば出向者数を減らし、現地化を進める等)についても情報交換されている様子を拝見致しました。

第5回定例会

開催日:2020年10月27日(火)15:00~18:00

「タレントマネジメント(採用・育成・評価等)」

日本本社においては、将来海外へ赴任する社員の母集団形成や、語学以外の育成施策が無いなど、様々な課題感が挙げられていました。現地法人における課題感は、主にローカル人材の育成が挙げられていました。日本本社ではグローバル人材の育成を目的として、語学研修や海外大学への留学制度を設けている企業様が多くいらっしゃる一方、現地法人におけるローカル人材向けの育成については、研修等これから導入の検討をされる企業様が多いご様子でした。また、評価に関してはローカル人材および駐在員それぞれの評価方法についてディスカッションされていました。

「海外赴任者・海外拠点とのコミュニケーション方法」

駐在員の方とメールベースでコミュニケーションを取られている企業様が多いのではないでしょうか。アンケートで、メールだと駐在員の方に真意が伝わらないという課題が1番多く挙がっており、WEB会議システムを導入し利用されている企業様もいらっしゃいました。今年は長期間一時帰国できていない駐在員の方に対して、人事部との面談以外にメンタルケアも含めた、外部の相談機関の利用を検討されていることがディスカッションの中で取り上げられていました。一方で定期的にアンケートを実施し、現地の生活環境や今後のキャリア、お悩みを吸い上げる工夫をされていらっしゃる企業様もございました。

第6回定例会

開催日:2020年11月27日(金)15:00~18:00

第6回定例会のテーマは「海外給与比較」と「日本と赴任国の税務対応」でした。

「海外給与比較」

日本本社と現地法人間の人件費負担についてディスカッションされているグループが多くございました。どの国も共通で全額現地負担もしくは一部現地負担とされている会社様もいらっしゃれば、国により負担率が異なるケースもございました。人件費負担の決め方については税務上の懸念もあることから、12月に東京の研究会ご参加者様と合同で、人件費負担とコロナ禍の税務対応をテーマに特別学習会を開催致しました。また、東京の研究会同様にこちらでも海外給与比較を実施致しました。本企画を通して、自社の海外給与が他社様と比較した時にどのくらいの位置付けになるのかをご確認頂けます。

「日本と赴任国の税務対応」

今年はコロナの影響で日本へ一時帰国された方が、滞在日数が183日以上を超えてしまった場合の税務対応について頭を悩ませたご担当者様も多くいらっしゃったのではないでしょうか。その他にも、そもそも現地における税務対応をどこまで日本本社の海外人事部門でみていらっしゃるのか、各国ルールが異なる中でどのように対応されているのか、といったディスカッションテーマも挙げられておりました。アンケートでは海外からの日本本社への出向者について、グロスアップ計算や住民税等の支払い、確定申告の対応が取り上げられていました。

ご参加者様からのお声(2020年度終了時アンケートより抜粋)

  • 他社の人事の方と実務レベルで悩みを相談できる場というのは本当に貴重でした。
  • 単に他社情報を知るだけでなく、同じ思いを持って取り組んでいることなど生の状況を知ることができました。
  • 次年度は、関西に限らずより多くの会社の方と交流できるということで楽しみにしています。

2020年度の関西海外人事研究会へご参加下さった皆様、誠にありがとうございました!
関西海外人事研究会はちょうど今年で10年目を迎えるタイミングで、対面で開催してきた定例会をオンラインへとシフトしました。ご参加者様が10年間かけて築き上げて下さったアットホームな雰囲気がオンラインでも伝わり、和気あいあいとした定例会となりました。
来年度もより一層有意義とお思い頂ける会にすべく、事務局一同準備に励んで参ります。
今後も継続して開催して参りますので、本研究会にご興味をお持ちいただけましたら下記お問合せ窓口までいつでもお気軽にご連絡下さいませ!

お問合せ

株式会社パソナ
グローバルHR事業本部
パソナ海外人事研究会運営事務局

03-6734-1271
globalhr@pasona.co.jp
担当: 射水(いみず)、加納

※電話の対応時間:(平日:午前9時~午後5時30分)
上記以外の時間に承りましたご連絡に関しましては、パソナからのご返信が翌営業日となります。

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