台湾(現地情報)

一般的な募集スキル

台湾では日本語が話せる台湾人人材が比較的豊富なため、日本人も実務レベルの中国語が求められます。営業系であれば明るく活力のあるタイプ、理系でも台湾人エンジニアと直接技術的なやり取りができる性格と言語レベルの需要が高いです。また、同時に英語力も求められる傾向(簡単な会話、Eメール)があります。台湾人の日本語レベルが高いため、日本人の気配りを活かした日系企業向けの営業職や、接客等のスキルが求められるサービス業で日本人が活躍する場があります。労働許可の取得には、学歴や職歴に応じた制限をパスする必要があります。 。

語学力

中国語営業や企画、秘書などにおいては基本的にビジネスレベルでの会話能力が必要です。仕事内容によっては、読み書き(レポート作成能力など)も求められます。エンジニアは、現地エンジニアとの意思疎通のため日常会話レベルが求められます。
英語電子・半導体業界、物流・貿易業界においては英語力も不可欠です。

求められる人物像

日本人現地採用営業やエンジニア等の一貫した職歴を有する場合は、業界が異なっても(応用がきく場合)歓迎されます。中国語でのビジネス能力は必要です。日本語と英語のみで務まるポジションは非常に少なく、配偶者ビザや、中華民国国民身分証を有している場合、労働許可申請が不要なため採用されやすくなります。
母国帰国就労留学経験は評価されますが、中国語能力よりも、台湾の文化や習慣、台湾式ビジネスを熟知しているかが期待されます。

一般的な待遇

<日本人現地採用の場合>

給与

基本的に、給与は月収ベースで提示されます。
【職種:給与相場】
(現地通貨:NTD=台湾ドル)
*為替レート: みずほ銀行外国為替公示相場
*** 地域、経験レベル、専門知識により、給料の差有り。
職種平均給与
営業NTD40,000~60,000
事務系NTD35,000~50,000
カスタマーサービスNTD40,000~50,000
技術者NTD45,000~80,000
管理職NTD70,000~

ボーナス

  • 2~4ヶ月前後(企業業績により差が生じる)
  • 営業職であれば業績ボーナス制度を採用する会社もあります。
  • 風習として、端午節、中秋節、春節に「紅包」と呼ばれるお小遣い的なボーナスが支給される場合があります。

諸手当

  • 食事手当としてNTD1,800~2,400を支給する企業が多く(税金対策)。健康保険、労工保険は基本的な社会保険であり全員加入が原則となります。また、台湾人の配偶者である場合、退職金積立への加入がなされます(会社負担)。
  • 営業職の場合、別途交通手当が支給される場合があります。 (バイクや車移動の場合ガソリン代実費支給等)

所得税

外国人の場合、1月から12月の台湾滞在期間が合計して183日に満たない場合、一律18%の所得税納付義務があります。滞在期間が183日以上の場合、所得金額により所得税納付義務が発生します。税金申告は自営業であっても、会社員であっても毎年5月の決められた期間内に個人で行います。(2020年12月現在)

生活情報

日本人にとって台湾は、とても住みやすい環境で、台北市の場合、交通(MRT、バス、タクシー)、コンビニ、外食、銀行・病院等の生活機能は充実している。簡単に外食できる場所も多いので、自炊をしなくてもバラエティに富んだ食生活を送ることができます。また、親日派が非常に多く、日系外食産業やデパート、日系書店、日系アパレルも進出しているので、日本とほとんど変わらない生活を送ることも可能となります。

住宅

台北市の現地相場では、社会人1人暮らしの家賃はNTD10,000~15,000ほどですが、日本人駐在員の場合はNT25,000~60,000のマンションに住む場合が多いです。家族帯同の日本人駐在員は日本人学校がある天母エリアに集中して住み、NTD40,000~80,000といった予算のマンションを選びます。また、3LDKほどの比較的大きな物件を台湾人とシェアする場合もあり、予算NTD10,000以下でも可能な場合があります。

通勤

台北市、新北市エリアでは、MRTやバスが発達しとても便利です。通勤距離は30分前後が一般的ですが、市外(桃園市、基隆市)の実家等からは、1時間を越える方もいます。その場合、高速長距離バスが発達しており通勤は便利です。台湾人の場合、バイク通勤も多く、通勤時間帯は道いっぱいにオートバイがあふれるように走ります。タクシーも多く走っており、駐在員等が通勤に使用することが多いです。

医療

町のいたるところに診療所があり、健康保険証を提示すれば100~200元で受診できます。人気のある診療所は深夜11時頃まで人が絶えないこともあり、一般的には夜9時、10時といった時間でも受診可能です。日本語が通じる医者は日本人が読む情報誌等に広告を出しているので見つけやすく、総合的に医療レベルは高く安心できます。漢方医等も多いので、地元台湾人の評判をきいて試してみるのも良いでしょう。

日本人現地採用者生活費例

営業担当:収入 NTD 50,000の場合
(単位:NTD)
住居費NTD 10,000
光熱費NTD 3,000
食費NTD 8,000
交通費NTD 3,000
交際費NTD 5,000
雑費NTD 5,000
NTD 16,000

台湾の就労ビザ申請方法

(1)査証の種類

現地採用日本人(外国人)が滞在する場合、主に学生ビザ、配偶者ビザ、依親ビザ、就労ビザに分類される。ビザ取得なしで入国する場合は最長3ヶ月間の「入国許可による滞在」となります。

(2)就労滞在に必要な手続き

申請書類の用意
必要な書類 (被雇用者が準備すべきもの)
  • 最終学歴の学歴証明書…卒業証書の写しではなく、学校から正式に発行されるもの (日本語可)
  • 職歴 (在職)証明書…かつて勤務した会社から発行されるもの (必要項目…氏名、生年月日、入社日、所属部署、職務内容、退職日)
  • その他各種書類…パスポート、(あれば)居留証、証明写真、印鑑、住居の契約書等
  • 特殊表現証明書…これまでの職歴の中で、特に優れた業績やパフォーマンスを証明するもの(最終学歴が4年制大学卒以上の方は免除)
これらに雇用者が用意する申請書類をあわせ、以下の流れで各行政機関に申請する。
申請の流れ

行政院労公務員会へ労働許可申請 7日〜10日
↓ 取得後
外交部へ就労ビザの申請 10日〜14日
↓ 取得後
移民局へ居留証の申請 5日〜14日ほど

※申請が却下されたり、書類の再提出要請を受ける場合もある。

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